1639.事例 2:スーパーの食品コーナー

よくある出来事ですが、スーパーの肉の秤売りのコーナーの話です。棚にパックされた肉よりも切り売りコーナーのほうが、より新鮮な食材であるような気がして量り売りを買いますが、200グラムください、といっても必ずピッタリの200グラムで売ることはありません。観察していると興味のあることに気が付きました、200グラムの注文に対して、必ず「210グラムですがよいでしょうか」と多めにいれ注文した量を下まわることは絶対しません。それだけ多めに入れればそれだけ売上が上がるわけです。210グラムになると、それで5%アップの売上増になります。この売り方は顧客志向ではありません。むしろ、「210グラムですが、200グラムにしておきました」と言われれば気持ち良くなり、また買い物に来ようと思うはずです。

配信後、素晴らしいアイデアをお聞きしましたので皆さんとシェアさせてもらいます。食品の量り売りではたいてい希望グラムより多めに買うハメになります。いささか不満でも、「ノー」と言うほどのことでもないし、お店の言うまま買っていましたが、最近は、200グラム欲しい時は、180グラム前後お願いします、と言います。するとたいていほぼ希望の200グラムに収まります。これは「主婦の知恵」でしょう。

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