115. 訪店レポート(岡山駅近隣)イオンモール岡山

(1) 1Fの化粧品売り場は、ブランド数では天満屋、高島屋が取り扱うブランドと重複していたが、全体的に客の動きは少なく、フロアー面積効率の面では採算にあっていないだろう。果たして、イオンが取り扱うべき化粧品ブランドであるかどうかは不明である。ターゲット顧客がイオンとマッチングしていないのではないかと思う。但し、イオンにとっては、高級イメージの味付けが目的ならば話は別だろうが、それでも違和感が漂うコーナーに見える。
 
(2) イオン全体は、大変な入店客数で各フロアーはどこでも混雑していた。ウイークエンドであったこともあるが、家族客が多くみられた。しかし、イオンのショッピングバッグを手にしている入店客を目算したが、残念ながらイオンモールで買い物をしたらしい入店客は20%前後であった。ウインドウショッピング客が主流をしめているようだ。話に聞いてみたが、ウイークデイは学生が多くみられるそうだ。売上は見込み通りにいっているのか、疑問に感じる。
 
(3) 岡山イオンモールは総敷地面積が9万平方メートル、全国のイオンモールでも最大の面積を誇っている。二番目の8万平米のイオンモール倉敷が隣の街にあることを考えると、狭い地域に超戦艦級のメガモールがひしめき合い、相互にキャニバライゼーション(共食い)が生じていると思われる。

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