170.広島出身の学友の思い出話し

学生時代の思い出ですが、広島出身の学友がいました。大学2年生になると東京生活も慣れてきたのでしょうか、どこかに誘うと、決まって彼は「たいぎだ」を連発するようになりました。初めはなんのことかわかりませんでした。広島の方言で、「面倒だから嫌だ」という意味のようで、何事をするにも「たいぎぃ、たいぎぃ」なのです。彼は若者らしくなく精神的には老人のようで「面倒臭い」を連発する人間は成長が止まっているのではないかと思います。「ともかく、やってみる」それをできるのが若さの特権だと思います。それ以来、自戒として、絶対に「面倒くさい」と言わないようにしています。これを言うようになったら加齢を受け入れることになるからです。
これは友人の話でしたが、実は、「面倒だから、〇〇をしない」と言う人が入社して3年も経つと増えてくるのが現実です。「そんなことは分かっている、しなくても分かっている」とまるで口癖のように言いだします。このような人が、いわゆる世の中で「ベテラン」と呼ばれる人達です。したがって「あなたはベテランだから」と言われた時は要注意です。
「三年目のベテラン病」を克服するにはどうすればよいでしょうか。まずは、気持ちの中から「面倒くさい」を取り除くことです。身体が動けば、心が変わってきます。次に、仕事は誰の為にするのか、改めて考え直すことです。仕事は自分の成長のためにするのです。

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