215.名前を覚える方法

どうすれば名前を簡単に覚えることができるでしょうか。秘訣を伝授しますので、記憶力が悪いと言って逃げないで試してみてください。五感を最大限に生かすことで、お客様の名前をいただいたら、すぐに接客から使い始めましょう。「お客様の使用なさっているコスメはなんですか」と尋ねるよりも「○○さま、今何をお使いでしょうか」と名前を連呼します。記憶力は連呼する回数に比例します。これは「呼覚」と言って五感の一つである味覚の替わりになります。名前を連呼することによって聴覚力が研ぎ澄まされます。
接客中にはお客様と視線を合わせて話をしましょう。これはお客様の顔を覚える視覚の訓練にもなります。接客終了後、顔を思いだしながら、覚えた名前を何回も紙に書いてください。紙がなければ、ペンで書かなくても指でなぞるだけで十分でこれは指による触覚の訓練です。最後の嗅覚ですが、お客様がつけているフラグランスを覚えておくことも記憶力アップに役立ちます。一日の仕上げに就寝前、ベッドの中で記憶した名前を復唱することを忘れずに。これは僅か数分の作業です。毎日、飽きずに作業を繰り返していると、やがて、1000人のお客様の名前を覚えることも不可能ではありません。一度覚えたことが翌日まで残る記憶量は、誰でも20%前後で、一日10人の名前を覚えたとしても翌日に記憶に残るのは2人です。残りの8人の名前は思い出せないのが通常ですが、記憶に残った2人にまた翌日の10人を付け加えると、12人になり、翌日には20%の3人が記憶として残ります。このように、毎日の地道な繰り返しが1000人という目標達成につながります。

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