418.流通革命
昭和40年代はダイエーを筆頭にスーパーマーケットが初めて日本市場に登場し、安売りを差別化戦略として価格戦争が勃発した時代でした。旧態依然だった零細小売店は倒産や転業に追い込まれ流通革命がおきました。スーパーによる大量販売に呼応して大量消費が始まり、大量生産へと進行し、広告業界でも大量広告、つまりテレビ広告を中心とするマスメディア時代の到来です。
メーカーと小売業との直取引がすすみ中間業者の問屋の無用論が論じられたが、流通が果たす機能はどのような時代が来ても不滅です。「我が巨人軍は永久に不滅です」と言ったのは長嶋監督ですが、言葉をもじって「流通機能は永久に不滅です」
問屋が果たしていた役割をメーカー、小売業、または消費者が代行するだけで、機能自体は不滅です。
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