483.フラッグシップ戦略(1)
ブランドの浸透を図る目的の一つとして多店舗展開がなされるが、その中で特別に販売の拠点となる中心店舗を「フラッグシップ・ショップ」と呼びます。この用語は店舗展開を艦隊に見立て、艦隊の中で司令官が乗船して全艦の指令や指揮をとる軍艦が由来となっています。
高級化粧品は百貨店チャネルを限定流通戦略の基本とし主要都市部の店舗を中心に地方へ拡大してゆく戦略です。新規進出の場合、理想的に狙う取り扱いを促進する百貨店は、関東では新宿伊勢丹、関西ではうめだ阪急です。なぜならば、これらの2店の百貨店は、売り上げの規模と他百貨店への影響度から絶対にはずせない、いわゆる「フラッグシップ・ショップ」だからです。他の百貨店に対して影響力が大きいので、なんとしても店内のマーケットシェアを高めることが必要です。
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