485.フラッグシップ戦略(3)
フラッグシップ店では、メーカーは経営資源の三要素である「人・物・金」を集中投下し熾烈なシェア競争を繰り広げています。この戦場で競争に負けると他店におけるポジション交渉が悪くなり全国店舗拡大に多大な影響を被ります。
フラグシップ店でトップ10の地位を確立できると百貨店では「主要ブランド」としてお墨付きをもらったことになり、そろそろ多店舗化する機会が訪れたことになります。多店舗化は売上が増え、コスト面でもスケールメリットが生じプラス面が生じるが、一方で新たな苦しみが始まることになります。多店舗化の結果、フラッグシップ店の売上が下がることになれば大きな問題となるからです。百貨店商売は常に前年比をクリアすることは必須条件です。したがって、多店舗化はブランド力を慎重に評価しておこなうことが重要です。
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