724.広告とパブリシティの違い(11)
愛読する作家井沢元彦の「言霊の国、小学館 1998」を読むと、日本は言霊の社会だと評し、「縁起でもないこと」はまさしく言霊だと述べています。例えば、「旦那に生命保険を掛けたら急逝した。なぜならば、生命保険を掛けたから」だと、まるで因果関係があったように言う日本人が多くいます。それらはこじつけであって、元来、両者は全く別で因果関係はありません。コンティンジェンシー・プランを作成するから予想もしない災いが生じるのだと思っているのかもしれません。しかし、将来の見通しがつかない現代では、そろそろ言霊は脇に置くべきではないでしょうか。
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