1045 2. 基本と原則(22)

渋沢栄一の合本主義と岩崎弥太郎の商業主義の違いだが、渋沢は資本主義の代わりに「合本主義」を使っていました。会社は少数の大株主よりも多数の少数株主の方が国の繁栄にとっては良い、一方、岩崎弥太郎も資本主義を頭に描いていたが、才能のある人間が経営を行い、少数の大株主が会社を支配するほうが良いと考えていました。私流に言うと、岩崎は「選ばれた少数の人間が支配する世の中、一方、渋沢は階級差のない民主的な社会を考えていたのではないでしょうか。

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