1306.接客(4)
ビューティアドバイザーの一日は、カウンターに入店するところから始まります。ある日、百貨店のオープンと同時にカウンターに行くと、まだお客様はお見えになっていませんでしたが、しばらくすると来店され接客が始まり30分たち、まもなく遅番のビューティアドバイザーが出勤して、接客中の同僚に「おはようございます」と言いながらカウンターの中に入ってきました。これはよく見受けられるシーンですが、この「おはようございます」何か変だと気がつきませんか。意外と何気なく使っている人が多いようだが、「おはようございます」と言うべき相手が誰なのかわかっていません。当人としては、同僚のビューティアドバイザーへ挨拶しているようですが、挨拶する相手を間違っています。本来はお客様への挨拶でなくてはなりません。正しい挨拶は「お客様、いらっしゃいませ、おはようございます」で、同僚への挨拶はお客様の前では必要ありません。このビューティアドバイザーは、お客様を大切にすることは理解しているのですが、深く考えずに慣例的に挨拶をしているだけです。もう一度、顧客志向の原点に立ち戻り、まずは、身近なところから見直してください。
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