1377.ほめ上手(1)

13. ほめ上手
 亡き母がまだ生存している時の話ですが、当時、近所に嫌いな人がいたそうで、その人は会うたびに「山口さん、今日は顔色悪いようだけど、どうしたの」と聞くそうで、そんなことを言われるのが大嫌いで顔も見たくないと言っていました。どうして、と聞くと、自分の体調が良くないことは自分が一番良く知っている。それをダメ押しするような言い方をされるのは嫌だと。逆に「今日は顔色が良さそうで、元気そうね」そんな言葉をかけられると「そうか、体調は良さそうだ」と思ってヤル気がでると言っていました。たぶん、母は自分本位の性格だったからでしょうが、これにもひとつの真理があるかもしれません。

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