1376. 接客時の時間配分(7)

接客の要点は、お客様に話をさせることができれば勝ちという話ですが。同じことを、「あけぼの会」のワット隆子さんの著書「がんといきる、けっしてあきらめないで」にも書かれていました。
「病人が、夕べは眠れなかった。と言う。そこで私は、『あなたは大変な手術を受けたばかりなのだから、眠れなくってもおかしくない。私たちもそうだったが、時が経って徐々によくなってきた、心配しないように』と慰めると、それは不合格。なぜだろう、すごくうまくやったと思ったのに。理由は簡単だった。『なぜ眠れなかったの』と、まず聞くべきだというのである。訪問ボランティアはあくまで相手の訴えに耳をかすことが基本姿勢で、自分でひとり合点をして説教をしてはいけない、というのだった。簡単なようでいて、これはともすれば忘れがちな大切な姿勢である。私は今でもこのことはしっかりと守っている。」

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