1658.基本戦略の変更(2)

過去数年、広告・プロモーションはすべてフラグランスに投下されスキンケア製品

を育てるような施策はとられてきませんでした。私はアラミスが断崖絶壁に立たされ

ていることを逆手にとって、正しいマーケティングを実践しようと決意しました。本

社の意向を無視しても誰も後ろ指を指す人間はいないからです。「結果よければすべ

て良し」と腹をくくりました。

「フラグランスからスキンケア」への基本戦略の変更に対して本社を含め社内から

の反対の狼煙はあがりませんでした。また、幸いながらもエスティローダー事業部が

成功していた時期でしたので、その勢いでアラミスの基本戦略の変更が可能になった

とも言えます。

0コメント

  • 1000 / 1000