1690.(1) 講演会に出席した感想

 理事長が日本における女性の管理職の占める割合が世界で低いことを提起したが、提起しただけで終わっている。具体的な提案があってもよかったかもしれない。

 高校生の夢は理事長が提議した管理職になることではなく学校の先生とか外交官のような職業であって残念ながら管理職の言葉が聞こえなかった。理事長のテーマに中高校生を適応させるには無理かもしれない。それほど真剣に考えているはずもないからだ。実際問題、自分自身を振り返ってみると夢なんて考えてもいなかった。このテーマは大学卒業間際の生徒を対象にしたほうがよいように思う。

 未開発国において教育の問題は有意義だが、日本は義務教育が徹底されているので未開発国と比喩するには無理がある。大学で真剣に勉強している学生はどうなのか、自分の時を棚にあげて申し訳ないが、これから学生の質を向上していかなくてはならない。

 専門職として社会人になるよりも管理職(ジェネナリスト)として女性が成長するためにはどうすればよいか、もうすこし突っ込んだ話が必要だったと思う。しかし、講演会の随所で言われているように「誰でも夢を持つ必要がある」夢とは目標。夢を持つためには、学問を修める必要がある。このロジックは全く賛成だが、それには現実問題としてどうすればよいかが大きな課題であろう。夢を一般の男性が持つ“管理職になりたい”と同じレベルまでに引き上げるにはどうすればよいのか。女性がそれを夢に持つようになるならば日本でも女性管理職が増加するだろう。個人的には、大学で営業学、経営学、マーケティング論などを学ぶことだろう。最後に久保純子さんの話しは、福沢諭吉先生の「独立自尊」「学問のすすめ」「実学」と類似していたことに興味をもった。

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