155.先入観にとらわれない

先入観が強すぎると良きアイデアは出てきません。先入観について、おもしろい話があります。友人がオーナーをしているカジュアルなレストランのことです。ある日、上質でないお客様からのクレームがありました。運ばれた料理を食べようとしていたら料理の中に髪の毛が入っていたので、シェフを呼べというのです。シェフに対して、「シェフの髪の毛が料理に入って不潔で食べられない」とクレームをしました。シェフが答えて言うには、「そんなことはありません、常に衛生面には注意して料理をサービスさせていただいています、絶対にそんなことはありません」と答えましたが、そのお客様は納得いかずに料理に入っていた毛を見せました。シェフはいいました。「それは私の髪の毛ではありません」「どうしてそんなことが分かるのか」とお客様はくいさがります。すると、そのシェフはシェフハットをとって、「私は頭の髪を剃っていますので毛が落ちることもないのです」お客様は無言のままレストランから早々に立ち去ったそうです。笑い話ですが、これも先入観でシェフは若者だから長髪であると思っていたのでしょう。

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