164.リテールテイメント

2000年代初期、アメリカは消費者の百貨店離れが起き百貨店の在り方が色々模索されていましたが、その解決策として生まれたのが「リテール(小売り)」と「エンターテイメント(接待、娯楽)」の2つの語を合成した「リテイルテイメント」という業態コンセプトでした。二つの機能を提供する場が百貨店だとすると、物販する場所から娯楽、余興、接待を提供する場所へ業態変化させると売り場はどうなるのでしょうか。販売方法は接客の在り方はどうなるのかを、真剣になって百貨店マンは現実化させねばなりません。これができた百貨店が生き残ることができます。どこの百貨店が可能になるのか楽しみです。
「リテイルテイメント」の現実化は百貨店のマネジメントの責務ですが、ビューティアドバイザーも当事者意識を持ち、「リテイルテイメント」を現場で具現化する研究して欲しいと思います。「エンターテイメント」はお客様をもてなす接待ですが、それは単なる接待ではすみません。「徹底的に面倒をみる」接待で、痒いところまで手が届くほど誠意を尽くす接待ではなくてはなりません。

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