175.要点を3つにまとめる

成人式に際して3つの「ハイ」のお話をしましたが、スピーチなどのときに、伝えたいことを3つにまとめておくと便利です。人間の記憶力からすると、3つが覚えやすい数だからで、これが4つ以上になると、メモなどの助けを借りないと覚えるのが難しくなります。人間は年齢には関係なく記憶力に許容量があり、もちろん個人差はありますが、凡人にとって最大の許容量はせいぜい3つまでだと思います。
例えば、結婚式などのスピーチで4つ以上の話題を話すと、聞く立場からすると、話の要点がぼけてしまい、スピーチが終わると何が話されたのかわからないことがあります。懸命に話されたのでしょうが、これでは時間の無駄です。
また、聞く立場からすると、3つまでの内容だと忍耐強く聞いていられるからで、スピーチする際に、「これから3つのことをお話します」と最初に言えば聞き手も安心してスピーチを聴きます。また、メモを棒読みするスピーチやプレゼンは興ざめです。聴衆者への強い説得力は棒読みからは生まれません。

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