193.学校教育に求めるもの

日本の学校教育の目的は世界で通用する人材を多く産出することです。アメリカのトランプ大統領の「アメリカ、ファースト」で代表されるように、世界の流れがグローバリズムとは逆のローカリズムに進んでいるように見えます。しかし、これに惑わされてはいけません。現在、アメリカはエネルギー、食料において自給自足できる世界唯一の国家なのです。したがって、グローバライゼーションは基本的に必要がありません。しかし、その他の国家はボーダレスな社会にしなければ生き残れません。人材育成には「競争の原理」を取り入れなくてはなりません。しかし、残念ながら日本国の教育は歪んだ平等主義を基本としています。例えば、学生の成績を上中下の3つに分けると、教育の焦点が下位のグループに置かれ、中位以上の学生は放置されています。また、枠から外れた個性は捨て置かれ、平均的な学生がつくりだされています。このような教育方針では個性がつぶれ、やる気のある人から機会を奪っています。教育環境全般について見直す時期に来ていると思います。

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