252.嫌な言葉「蔑視」

「見る」という行動は存在する対象物を認識する目の動きですが、同音語に、観る(見物する)、視る(調べる)、診る(診療する)、看る(世話をする)などがあります。特に、その中でも要注意の用語が「視る」です。「視る」は単に物事の動きを見るのではなく、「調べるために、よく注意し観察する」という意味が含まれているからで、2字熟語に遠視、可視、監視、熟視など多くありますが、特にその中で嫌な漢字は「蔑視」です。人をさげすむこと、見下げて軽蔑の眼差しで人を視ることです。時々、蔑視の眼差しをする人に遭遇しますが、なんと仁徳のない悲しい人だと思わざるをえません。

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