253.嫌悪すべき言葉、「無視」
実は、蔑視よりも更に嫌悪すべき漢字があります。それは「無視」で、人の存在や価値を認めない、人をないがしろにする意味で使われます。無視する側は、個人的な感情を単に表しただけでしょうが、無視された側はたまったものではありません。存在価値を否定されるのですから最悪の状態です。江戸時代に、田植の共同作業を守らなかった村人に対して、村中で、その家族との交際や取引を一切断ち無視する私的制裁がありました。これは「村八分」と呼ばれ現代版の「いじめ」行為で、無視は相手を殺傷する力を有しています。心しておかなくてはなりません。
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