254.会津藩の什の掟
会津藩祖保科正之が藩士の子弟に定めた掟がありました。6歳になると什と呼ばれるグループに入り集団活動をしましたが、その際に「是非の基準」として7箇条からなる「什の掟」が定められていました。
1 年長者の言うことに背いてはなりませぬ
2 年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
3 虚言をいふ事はなりませぬ
4 卑怯な振舞をしてはなりませぬ
5 弱い者をいぢめてはなりませぬ
6 戸外で物を食べてはなりませぬ
7 戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
最後に「ならぬことはならぬものです」で締めくくられていました。この会津藩の掟に関してはいろいろ異論があるでしょうが、これらを実行する責任が子供達に任せられ「自己管理」の大切さを教育していたことは評価できます。
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