274.May I help you?

お客様が来店された時、どのような声掛けがいいのでしょうか。一般的に販売マニュアルに書かれていることは「いらっしゃいませ、ご用をうけたまりましょうか」または「すでにお受けさせていただいていますか」「なにかをお探しでしょうか」などですが、それらを英語では総称して「May I help you?」「What can I do for you?」「Are you looking for something?」などといいますが、マニュアルに書かれている応酬話法は基本的なことで、一応学んでおく必要があります。しかし、実践では画一的な話法では意味を成さない場合があります。例えば、お客様がディスプレー製品を真剣な眼差しで見ていれば、それはなにか質問があるはずだと察してください。従って、お客様に「なにかお探しでしょうか」は愚問になります。この場合には、「ご覧になっている製品は今年の流行ですよ」「この口紅は綺麗で秋のファッション・カラーです。おつけになってみませんか」などと、マニュアルの声がけを省略して接客モードに入るべきです。それがスムーズな流れとなり販売につながります。なんでも杓子定規な声掛けはダメで、お客様の考えていることを先取りして応対できてこそ優秀なビューティアドバイザーです。


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