334.幸田露伴の「努力論」
私たちの日常は全て因果関係が働いています。因果関係で思い出す言葉が、明治時代の文学者である幸田露伴が「努力論」で述べた三福の話です。露伴は「福」を望みたければ三つの努力と工夫をしなさいと述べています。三つの福とは「分福」「惜福」そして「植福」です。
「分福」とは、福を頂いたら自分で一人占めしないで他人にも分けてあげること。一人占めすると二度と福は来ません。「惜福」は福を惜しむことで、自分が頂いた福だからといって全てを使い尽くさずに後の人のために残しておくこと。最後の「植福」とは、福は偶然にやってくるものではなく、以前、植え付けていたから「福」となって現れたと考えること。お客様に対しても、売上という「福」を生みだす元となるものを植えていなければなりません。
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