452.多店舗化政策(2)
多店舗化政策の問題は、最適な店舗数が予測できないことです。店舗数を増やせば増やすほど、規模の経済性(スケールメリット)が働き、単位あたりのコストが減少し効率が向上し、また、フランチャイジーからの相談料などが増えるなどいいことづくしです。しかし、店舗数が飽和点に達すると、急激に全体の売り上げがスローダウンし始めます。新規店舗は売上にプラスされるが、既存店の売上がマイナスとなり、既存店が全体の売り上げの足を引っ張りだします。それはまるで経済学の限界効用逓減の法則が働いているかのようです。
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