481.エスティローダーの流通戦略(4)

2店のチーフには固定客が多く、固定客のリピートで売上を維持していました。チーフの頑張りに報いるためにも、2店に関しては、新客も増やしシェア・ナンバーワンを目標に掲げることにしました。この2店舗はローカル店ですが、マーケティング費用の割り当てを特別に増やし、独自のマーケティングカレンダーを作成しました。現場のビューティアドバイザーも参加してもらい定期的に打ち合わせを実施し、全員の意思統一を図りました。その結果、売上目標を一年後にクリアすることができました。この成功事例は全社員の自信となり「やりようによっては売上をのばせる」と思うようになりました。都市部の百貨店との交渉に成功ストーリを利用したのはいうまでもありません。その後のエスティローダーの成功は、このローカル作戦の成功によるものが大きかったのです。

0コメント

  • 1000 / 1000