490.坂の上の雲、司馬遼太郎(1)

日本海海戦の話は司馬遼太郎の「坂の上の雲」に詳しく書かれていますが、経営者を志す人の必読書です。印象に残った言葉を3つだけ書き記しました。
 
(1) 「名将というのは、指揮を一変させて集団の奇跡をとげる者をいうのであろう」この言葉は管理職にも言えることで、高い給料と権限の根拠は、会社組織に奇跡を呼び起こす意思決定ができるからです。
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なぜ上司は高い給料をもらっているのだろうか。単純だが誰もが思うことだと思う。その理由は、部下よりも上司のほうが重要事項に関して適切な意思決定ができるからで、重要事項とは会社の命運に致命的影響を与える要件を示します。なにもしない上司ならば、害がなくとも無用の存在になる。みなさんが上司に昇格したときは、このことを納得して人事異動を受けるべきです。

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