590.雑誌広告(8)
雑誌会社との交渉で考えたのが「ランチェスターの法則」の「弱者の理論」。弱者が強者に勝つ方法は資源を分散せずに集中させることです。広告予算が少ない事実は変えることができません。限られた予算を多くの雑誌に広く薄く分散するのではなく、少数の雑誌に絞り出稿本数を増やす方法で、まず絶対に抑えたい雑誌は「家庭画報」、次が大手の化粧品会社の出稿数が少なかった婦人画報社の「25ans(ヴァンサンカン)」と「婦人画報」をターゲットにしました。特に、「25ans」はタイミングが良かったのでしょうか、エスティローダーが出稿を始めると販売数がふえてきました。婦人画報社にとの間に良い「ギブ・エンド・テイク」の関係ができました。これら3誌に関しては、それから長い間のお付き合いが始まり、売上アップと共にページ数を増やすなど緊密な関係が出来上がりました。
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