644.衝動買い(3)
ヴィレッジヴァンガードという本屋が売れていますが、これは書籍の専門店ではなくどちらかというと雑貨屋です。この店のユニークなことはすべての製品に手書きPOPが添えられていることで、そのPOPには書籍の内容に関して店員の読書感が書かれています。例えば「これを読んでボクは、朝までドキドキして眠れなかった」「別れのシーンが忘れられない」今までのPOPならば「今年の直木賞受賞作品発売中」などと書くことでしょう。したがって、ヴァンガードは本を売るというよりも「店員の体験・経験」を販売しているといえます。
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