1027 2. 基本と原則(3)
野球賭博をすることは暴力団に協力することになるから悪いことだというのもありますが、実は、それ以前に人間としての生き方の問題があると思うのです。事の善悪の判断基準は2つの考え方があります。実定法主義と自然法主義。法学では明文化された規則に則ることを実定法主義といいます。近年、政治家が「この行為は法律に反していない」と弁解するのは、すべてこの「法律に違反することはやっていない」からOKだと考えています。この考え方に対して、人間として持つべき「美意識」に合致するかどうか、「真・善・美」に則るかどうかを問う考え方が自然法主義です。
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