1536.社員へ感謝の気持ち(4)
ライオン時代の誕生日会を考えました。但し、ランチは難しいので社内に「ビュー
ティアドバイザーへのこころ配り」担当を任命し、誕生日のビューティアドバイザー
の全員にギフトとカードを郵送することにしました。更に一歩発展させて、母の日に
はビューティアドバイザーのお母さんにプレゼントをすることにしました。メッセー
ジには、「今日のエスティローダーの成長は現場で働くビューティアドバイザーの皆
さんの日頃の努力のお陰です。こんな素晴らしい娘さんをエスティローダーに働かせ
ていただいたお母さんに感謝の気持ちでいっぱいです。感謝の気持ちをギフトにあら
わして」、サインだけは自筆にして郵送しました。ギフトは会社の製品から選んで、
製品の説明書と一緒に送り、沢山のお母さんからお礼のお手紙をいただきました。そ
の後、毎年継続しましたが、ある時、ビューティアドバイザーのお父さんからクレー
ムがありました。その手紙は「母の日、家内にギフトが送られてきたが、送り主は知
らない男だったので驚いて何事かと思いあけてみたら、エスティローダーの事業部長
からだった。安心した! ありがとう」と書かれていました。知らない男から、奥さ
ん宛に化粧品のプレゼントが届いたのですから驚くのも無理のないことです。誤解さ
れてしまったようでした。そこで2002年にアラミス事業部も兼務するようになりまし
たので、それ以後は父の日には男性化粧品をギフトとしてお父さんにも郵送させてい
ただきました。これでやっとイーブン(公平)になった次第です。
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