1628.事例6:カー・セールスウーマン

名古屋市内担当のトヨタの実在いた女性営業マンの話です。親戚、友人関係、縁故関係からの注文が一巡したので、これから飛び込み営業と思い始めましたが、なかなか注文をとれなく悩んでいました。毎月成績は営業所で最低で、それはメカが得意でなかったということもあったのでしょう。

見込みありそうな客を訪問すると、たいてい「車は欲しいけど、駐車場料金も市内は結構するし、車がなくても不便を感じない」そんな返事が多くありました。その彼女がある時を境に、営業所で一番のベストセールスになり、まもなく名古屋市内でのベストセールスマンになりました。なにがあったのでしょうか。彼女はなにをしたのでしょうか。

彼女は購入しない理由に駐車場が多いことに気が付き、名古屋市内の駐車場のリストを入手し駐車場に電話をて空きのある駐車場があれば予約し確保しました。その上で、その近辺の見込み客にアプローチをかけたのです。「お客様のために駐車場を確保しておきました。1ヶ月分の駐車料金を支払いましたのでご使用ください」これを言われてしまったら客も断る理由もなくなり、契約がスムーズに終了したとのこと。この話もお客様の立場に立ったサプライズな販売促進の一つでしょう。お客さまの立場にたてば「自分のためにこれほどまで尽くしてくれた」とある種の感情的な嬉しさが生じます。これこそ心のこもった接客のしかたです。

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