1677.サルサを使ったバーガー

『日本マクドナルドホールディングスは28日から2月中旬までの期間限定で、新ハンバーガー「ホット&グルービー」を発売する(日経MJ 2014.0127)』と報じました。数年来、日本マクドナルドの苦戦が報じられているが、CEOは原田氏からカサノバ氏に異動になりすでに6か月近くがたっているが、決定的な施策が見られないのが現状だ。今回のプロモーションは1970年代の良きアメリカン時代に人気のあったメキシコ料理のサルサをハンバーガーにして発売するそうだ。しかし、この施策に対しては疑問がある。日本マクドナルドはファーストフードの雄であるためにターゲットカストマーを限定することは難しいだろうが、やはりマーケティングの原点に立ち戻ってターゲットを明確にする必要があるだろう。これでは焦点がぼけてしまいますます泥沼に落ち込むだろう。

最近、頻繁に日本マクドナルドの新CEOがメディアに登場している。これも大いに疑問だ。現在はイメージの時代である。製品情報はイメージを構築する効果はあるが、更に、大きい効果があるのはパーソナリティ。企業はCF制作には、ハロー効果を狙って高い出演料をタレントに支払っている。マクドナルドのCEOはお世辞にもイメージに良いとはいえないだろう。

日本マクドナルド以外にも企業の責任者がメディアに登場することが多々あるが、イメージ高揚にプラスにならない方々が多い。マクドナルドの場合にも、個人的エゴで登場していないと思うが、誰が見ても怖そうで典型的な外資のボスというイメージである。出来うるならば、信用できる・安心できる・尊敬できるイメージになるようメークアップしてほしいものだ。

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