1685.JT. 好業績下で大リストラ なぜ?

日経MJ 2014.020

日本たばこ産業(JT)が2014年3月期に過去最高益を見込む中、国内で工業閉鎖など大規模リストラに踏み込む。

JTの業績内容についてタバコが売り上げが何パーセントのシェアを有しているかわからないが、利益の大半はタバコからきているのではないかと思う。多角化として食品を手掛けているのは知っていたが、所詮は殿様営業の延長だと考えている。顧客志向のマーケティングなどは理解していないだろうし、また理解する必要もないであろう。少し言い過ぎの点もあるがお許しを願いたい。当然、社員もビジネスの厳しさは経験せず、タバコを既得権とする法律で保護される独占企業だ。独占市場は競合メーカーの参入のリスクもなく社員は温室育ち、それがJTだと勝手に思っている。しかし、経営は喫煙者が減少しているにも関わらず依然と高い利益率があると推察される。

一般的に経営者がしてはいけないことは、赤字経営でキャッシュが無くなるとリストラをすることだ。理想的には、今回の日本たばこ産業の報道のように、最高益の時にリストラをやるべきなのだ。しかし、このJT幹部の言葉が気にかかる。早期退職は相当好条件なのだろうが、果たして、第二の人生を成功させるべく社員教育をしてきたのだろうか。自立できる社員がいるのだろうか。わからないことが多いが、この記事の裏にある現実を知りたい気分だ。退職社員が「生兵法は大けがのもと」にならなければよいのだが。

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