42.ビューティアドバイザーが特に注意すること、3つとは

ビューティアドバイザーが現場で注意しなければならないことが3つあります。

一番目は、百貨店内で隣り合わせの化粧品メーカーの動向です。隣近所同士だからお互いに助け合う必要がありますが、ライバル同士であることを忘れてはいけません。ほぼ同じロケーションであれば、売上の多い方が評価されるので、現場のビューティアドバイザーの敵は隣の化粧品ブランドだと認識してください。まさしく「常在戦場」です。競争に勝つためには、まず相手のことを知ることです。相手のブランドは、どのようなお客様が購入しているのか、売り上げがどうなのか、製品はなにが売れているのか、なにが売れていないのか、新製品の売り上げ等あらゆる情報を収集してください。相手のお客さんを奪い取るにはどうすればよいか、近所付き合いもあるので、正面切ってはできませんが、自然に、しかし効果的に誘導することを考えることも必要です。

次に注意することは、売り場担当のバイヤーなど百貨店の関係者の皆さんです。味方につけるか敵に回すかによってずいぶんと仕事がしやすくなります。絶対に敵に回してはいけません。それには普段から些細なことでもコミュニケーションをとってください。残念ながら百貨店商売は、売上げが良ければすべて良しの世界です。そのためにも売上を最大にすることが必須で、ブランドの評価は売上によってなされます。

最後に一番、注意しなければならないのがお客様です。お客様を味方につけるか敵にまわすかは全てビューティアドバイザーの接客にかかっています。貴方の接客に問題があるかどうかは、クレーム処理の際に如実に表れます。接客が良ければクレームにはなりませんが、対応がまずいとクレームになりお客様は敵となる可能性があります。クレーム処理に満足されないと、お客様は最低10人の知人に陰口をいうことがわかっています。逆に、上手に処理することができれば最高の味方になり固定客になっていただけます。

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