51.事業部長便りの作成

ツーウエイ・コミュニケーションの問題をどうすればよいのか、ビューティアドバイザーの意見やアイデアをどうすれば吸い上げることができるかなど、いろいろ解決しなくてはならない問題が山積みでしたが、考え、考え、そして考えた末、事業部長便りを発行することに決めました。

毎月上旬、ブランドの責任者である事業部長がなにを考えているのか、そして翌月どのような姿勢で現場の皆さんに仕事をしてほしいか、などをブリテンにして全員に配布しました。

会社のトップから社員全員にブリテンなどで通達する際は、通常、部署単位に配布し各自が回覧して読みますが、必ず全員に読んで欲しいので、一人ひとりに配布することにしました。ブリテンの内容は次のような構成です。

① カウンターへのメッセージ:例えば、「基本に忠実」「製品を売る前に人を売れ」「いつでもスマイル」など。
② ビューティアドバイザーからの提案、アイデア、コメントなど。
③ カウンターニュース
④ 競合情報
⑤ 最近読んだ本から

ブリテンには「私からの提案」のブランクフォームを添付し、今月の課題について、競合ブランド情報、プロモーションの評価、新製品動向そして提案内容などを記入し事業部長宛てに直接返送してもらいました。翌月のブリテンには、前月の「私の提案」に寄せられた内容を掲載し全員とシェアすることに、そして提案書に対しては私から直接全員に返事をだしました。このブリテン作成によって、情報がオープンになり当事者意識が芽生えてきたようです。

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