87. マーケティング・ミックス論を自分に取り込む

マーケティングミックス論を私生活に応用してみましょう。人間は誰でも多かれ少かれストレスがあり、ストレスも良い方向に向けばよいのですが、最悪の場合は致命的です。
最近、医者に行くと体調不良の原因が加齢かストレスのどちらかだと言われてしまいますが、マッカーシィ的に分析すると、加齢は統制不可能要因、ストレスは統制可能要因に分けられます。加齢は誰に対しても公平そして平等に与えられる試練で人間は生まれてから死へ向かって歩きだすと言われ、この加齢問題からは逃れることはできません。したがって加齢は管理(コントロール)できない統制不可能要因に分類されます。したがって、加齢は甘んじて受けなくてはなりません。
ストレスについてはどうでしょうか。ストレスの原因は他人や環境を重い通りに操ることができないことが原因で生じます。欲望は誰もが持つ人間の性でしょうが、強すぎるとそれがストレスとなって表れます。理想的には、あらゆる欲望から遠のくことができれば一番良いのでしょうが、それができないのが人間たる所以です。ストレスの原因を受けいれればストレスから少しは解放されるはずで、この意味でストレスは自己管理(セルフコントロール)できる統制可能要因です。
加齢は一例ですが、ほかにも生まれた環境や体質など多くの人が「統制不可能要因」に悩んでいます。まずはそれに気が付くことが大切で、どんなに悩んでも、過去の事実を解決する策は見いだせません。不可能なことに悩んでも仕方がないとあきらめてください。それに気がつけば少しはストレスから解放されるはずです。

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