136.ビューティアドバイザーは主要な差別化戦略

日本マーケティング協会(1990年度)によると「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である」と定義されています。文中で使用されている語句を少し詳しく述べましょう。
他の組織:教育・医療・行政などの機関、団体などを含む。
グローバルな視野:国内外の社会、文化、自然環境の重視。
顧客:一般消費者、取引先、関係する機関や個人、および地域住民を含む。
総合的活動:組織の内外に向けて統合し調整されたリサーチ・製品・価格・プロモーション・流通、および顧客・環境関係などに係わる諸活動をいう。
化粧品の価格は手ごろ価格から高級品まで幅広く、特に百貨店で販売される化粧品ブランドが高級品とみなされ、ブランド数は60程になります。ブランド間の競争は厳しく製品による差別化だけでなく広告、流通、プロモーションなどあらゆる面で差別化がなされ最終的に辿り着く差別化はビューティアドバイザーです。ビューティアドバイザーはVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の主要な一部で、顧客の購買の可否はビューティアドバイザーの評価によって決まるといっても過言ではない。

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