183.高級化粧品を購入するお客様のプロファイル
高級化粧品の対象者は生活にゆとりがある方だからといって、必ずしも、身なりも高級品で着飾っている人とは限りません。カジュアルで売場に来店される方が高額の化粧品を購入される方もいますので、容姿では判断ができません。「まさか、このような方が買われるとは」などの声を時々売り場で聞くことがあります。容姿などで判断すると間違いが生じることがあるので、先入観を持たないで、じっくりとお客様の言うことに耳を傾けながら、可処分所得の高い方かどうかを判断してください。
売り場で聞いた話ですが、ビューティアドバイザーが社員用の洗面所で、鏡に向かって化粧をなさっている人を見かけました。その方は年配のパート社員の方でしたが、自社の高級製品を使用なさっていました。不躾だが「すごいですね、高級な化粧品を使用なさっているのですね」と思わず声を掛けてしまいました。すると、その方は、「私の家計費ではそんな高額の化粧品は使いきれません。しかし、どうしても使いたいので、このように毎日パートして、そのお金で買っているのです。この化粧品を使っていることが、私のプライドなんですよ」この話を聞いて、思わず頭が下がってしまったそうです。
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