234.細かいことが気になるのが、僕の悪い癖

テレビ番組で水谷豊が演じる杉下右京の「相棒」の話ですが、警視庁内窓際部「特命係」に配属になった杉下警部補が次々と難解な事件を解決していきます。彼の口癖が「細かいことが気になるのが、僕の悪い癖」。彼は、この細かいことに事件の真実があるとみています。   
ビジネスの社会では、凡人の経営者は問題が発生した後で対処療法をしますが、優秀な経営者は事前に問題発生を察知し予防療法を施します。杉下右京のように、氷山の一角を見て全体を察知する能力を備えているのが期待される経営者です。察知能力を磨くには、普通は見過ごしてしまうような些細なことにも興味や関心を持つことです。「何故だろう」と興味を持てば、「なぜならば」を探すことになり、その答えのなかに将来発生する可能性のある致命的な問題を見いだすことができます。些細なことだからと言って、無視するようでは一流の経営者ではありません。水谷豊のこのセリフを聞くと「杉下右京はマーケティングを知っているのかな」なんて考えてしまいます。
必要な「小さな心くばり」は日常生活の中にもたくさん見いだすことができます。注意して観察してください。もし、相手から心くばりをいただいたら、真似して今度は貴方が同じ心くばりをしてください。相互の心くばりは平和な世界をつくりだします。

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