239.スマイルズの「自助論」

私には愛読書が数冊ありますが、そのひとつがスマイルズの「自助論」です。この本は明治維新の文明開化時代には「西国立志編」として訳され出版されましたが、現代のビジネスにも通じるバイブル本と言えます。本文中に「小さなこと」に関する記述があるので紹介します。
「振り返ってみてください。ある家が没落していくときや、ある国家が衰退していくときというものは、いずれも小さなことをおろそかにしたことがきっかけで起こっているのです。つまり人や国家は、小さなものを積み重ねていくことで形成されているので、小さなことを軽んじてないがしろにすることは、個人や国家を崩壊させる原因となるのです。このことをよく肝に銘じておいてください。(西国立志編、S/スマイルズ著、中村正直訳、金谷俊一郎現代語訳、PHP新書 2013)」

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