249.金本選手の場合、見られている意識
プロ野球交流戦を見たときの話しです。結構エキサイティングで楽しい試合でしたが、「なぜ一流の野球選手にイケメンが多いのだろう」と不思議に思い考えてしまいました。推定するに、その理由は一流選手のプライドと自信が原因だと思っていましたら、阪神の金本知憲外野手(当時)のインタビュー記事(2007年1月25日読売新聞)がありました。
インタビュアーに「試合で集中力を保つ秘訣はなんでしょうか」と聞かれて金本選手は、「常に見られている、という意識を持つことが大事です。女性も周囲から見られて美しくなるでしょう。同じようにプレーヤーもファンに見られて、うまくなります。下手なプレーを見せられないと思えば、練習にも身がはいります」と答えていました。
金本選手の言葉を「見られている意識」を強く持つことによって、野球に対する情熱が高まり、技術力が向上し、姿勢・しぐさなどにも注意するようになる。その結果が自信とプライドにつながり、彼をイケメンにするのだと解釈しました。一流になればなるほどたくさんの観戦客の熱き視線を受けます。5万5千人を収容する甲子園球場で、金本選手がフルシーズン出場となれば、少なくとも一試合平均3万人の目、年間で4百万人近い観客が金本選手の一挙一動に熱い視線を注いでいることになります。
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