257.仕事場での是非基準(事例 2)

ある大阪のカウンターでの出来事です。上顧客から自宅で10人ほどの知人を集めて

パーティをするので美容相談会に来ていただけないかと電話がありました。化粧品に

興味がある知人達なので、きっと製品を買っていただけるとのことです。午後1時から

3時までの2時間で結構だそうで、その時間帯は百貨店も暇な時間です。担当のビュー

ティアドバイザーが外出許可を上司のチーフにお願いしたら拒絶されてしまいました

。理由を聞くと、百貨店の規則として勤務中は外出が許されないと言われたそうです

。さて、この件についての是非論はどうでしょうか。エスティローダー憲法に照らし

て考えてみましょう。暇な時間を利用しての「出前美容相談会」です。通常ならば売

上はゼロですが、出前すれば、少なくとも8人は購入していただけるようです。単価を

8,000円とすると70,000円の売上が見込めます。その仮説に立てば、今回の相談会はエ

スティローダー憲法に適っています。もし、百貨店からクレームがあれば、チーフが

引き受けるので「頑張って行ってらっしゃい」と答えるべきです。

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