315.荒川静香といえば「克己の人」
最初に「克己」という言葉を聞いた時の話です。エスティローダーが将来性のあるアーティストを選出し、「ビューティアワード」を授与するイベントを3年間にわたって続けましたが、最初はバレーリーナの針山愛美さん、2年目はフィギュア・スケーターの荒川静香さん、最後はジャズシンガーのＡＫＩＫＯさん。荒川静香さんは、その後、世界選手権でゴールドメダルを獲得されました。
荒川静香さんのアワード授与式パーティではテーブルが隣り合わせでしたので「荒川さん、競技中にはなにを考えて滑っているのでしょうか」とお聞きすると返事が「克己です」と答えられました。正直言って「克己」は初めて聞いた言葉で、多分「己に克つ」と書くのだろうと想像するだけでした。なかなか含蓄ある言葉を学んだと思い、荒川さんをテレビで拝見すると、いつも「克己」を思い出します。
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