316.オリンピック選手のプレッシャー

2016年8月に入ると、リオ・オリンピックを毎日のように掲載し始めました。きっと、メダル獲得が期待されている選手はものすごいプレッシャーとなり、さらに、家族・友人・スポンサーから「メダル、がんばって」の声をかけられ、益々、プレッシャーは最高潮になっているはずで、メダリストはこのプレッシャーを「やる気」に転換できる人達に違いありません。しかし、真のプレッシャーは別のところにあると聞きました。これは国内選考にパスして参加したオリンピック選手から聞いた話しだが、その選手は、生憎、4位でメダルがとることができませんでした。試合後のインタビューでメダルに対してのプレッシャーが前回以上に大きかったと話をしていました。その選手の話しによると、試合中のプレッシャーとは別に、メダルをとれずに帰国してきた時が更にひどく、帰国時の歓迎ぶりは選手のプライドを大変傷つけるものだったそうです。メダルが取れなかった選手は空港の別の裏口から外へひっそりと出てゆきます。メダルの有無でこれほどまで違うとは想像できなかったそうです。3位と4位のメダルの差は僅か100分の1秒。選手はこのプレッシャーを克服するべく絶対に次回は頑張りたいと言っていました。このように順位が一つだけ違うだけで世間の評価が180度異なります。これは化粧品の販売も同じことで、ターゲットの達成に対して、途中で「もう無理だ、やーめた」と言ってギブアップする人は負け組。「絶対できる、最後の一秒まで」この姿勢があるかどうかが勝敗の決め手になります。自分を甘やかすことなく自分を厳しく律する姿勢が最後の決め手で、自分のわがままを制し、ターゲットに邁進すればかならずや良い結果になるはずです。予算達成率が100.1%と99.9%で金額の差は数千円だとしても、達成は合格だが、未達成は未達成で不合格なのです。厳しい競争社会では、勝敗を分かつのは「ほんのわずかな差」だということを肝に銘じておきたいものです。

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