326.行動指針

会社組織は社長、部長、課長、係長、部員など多くの職位があり、人数的には部員が最も多く上に行けば行くほど人数が減ってきます。つまり、ピラミッド状となり、底辺の部員以外はすべて管理職で、総称として「マネージャー」という言葉が使われています。マネージャー(管理職)の役割は日々生じる諸問題を迅速かつ的確に判断、処理し業務(企業)目標を達成することにあります。その際、基本的な判断基準になるのが「行動指針」です。指針は職位によって異なり、一般的に職位が上になればなるほど案件数が減少し高度化してきます。逆に、職位が下がると案件数は増加し重要度が減少します。例えば、部長職の人間が判断、処理すべき案件は係長がすべきものと基本的に異なるべきです。よくあるケースですが、部長が企業目標の達成に影響のない案件に追われ、それが自分の役割と称して忙しくしている姿を見かけます。この管理職は忙しく動き回っていることが仕事だと勘違いしているのです。単に忙しいということは重要度の証明にはなりません。

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