328.権限委譲

風通しがよいと言われる企業は権限の委譲が適切になされていると言われます。権限委譲はどうして必要なのか、それは企業が「ゴーイング・コンサーン」の概念だからです。つまり企業が永遠に成長し社会的責任を果たすためには、優秀な社員の存在が不可欠だからです。個人ひとりの力で経営することには限界があります。将来の優秀な幹部の育成が必須で、それは権限を委譲することにより、初めて後継者の育成が可能になります。
それでは、どのような仕事を委譲すればよいでしょうか。まず、貴方の仕事を3つ分けてみてください。③の「部下に任せる仕事」これが権限委譲する仕事に該当します。ただし、委譲するにしても仕事内容を完全に把握していなくてはなりません。知識が無い、不得手だからを理由に「部下に任せる仕事」に分類してはいけません。
 
1 自分でやる仕事
2 部下と相談してやる仕事
3 部下に任せる仕事
 
無知だからといって委譲するのは「委譲」とは呼びません。それは単に部下依存をしているだけです。また、相手が部下ではなく上司に「丸投げ委譲」する人がいますが、これは問題外の権限移譲です。

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