368.組織化の需要性

2016年、「ロッテお家騒動」が話題になりましたが、創業者の重光武雄は長男の宏之に日本のロッテ、韓国ロッテには弟の昭夫に任せて役割を分担させ兄弟喧嘩が起きないようにしていましたが。現在、日本のロッテはグループ全体の5%程の売上で、韓国のロッテが圧倒的に強くなり、これが兄弟間のパワーバランスは崩しました。そしてグループの後継者問題が原因となり兄弟喧嘩になり、創業者である父親にとっては想定外で嘆かわしく感じているかもしれません。この問題の原因も企業の組織論にあり、事業部制と同様、グループを円滑に運用するためには、当事者が自己の利害だけを追及していてはダメです。
ロッテと言えば思い出すことがあります。幼少の頃は現在の新中野近辺に住んでいましたが、家計は楽ではなく両親は内職に「ロッテ」のチューインガム紙包をして家計を助けていました。わたしも時折内職を手伝ったり、出来上がったチューインガムを新大久保にあるロッテ工場まで届けに行きました。懐かしい思い出です。

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