375.TV広告をスタート
「ナイトリペア」の成功はブランドの知名率を上げる機会となりました。「ビギナーズキット」の新発売を切掛に初めてTVコマーシャルを流すことにしました。しかし、CFは単にキットの広告用ではなく、「ナイトリペア」の製品広告を主とし最後にキットの紹介をタッグしたのです。さらに異例なことは、取扱百貨店名をテロップにいれたのです。エリアは地域特性を考慮して関西地区に限定し、百貨店に放映費用の一部負担を協力していただきました。
当時は、百貨店が放映費用の負担をすることは前代未聞のことで、通常ならば「冗談でしょ、何をかんがえているの」とばかり一笑に付される企画でしたが、交渉相手となる百貨店は阪急、大丸、高島屋、近鉄、そごう、阪神の百貨店の9店舗ですが、「ダメでもともと、当たって砕けろ」とばかり交渉をスタートさせました。問題は最初にどの百貨店から交渉を開始するかです。何事も最初が肝心で、その交渉結果が企画の実施を左右します。
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