437.選択的流通政策の長所

人気ブランドは指名買い率が高いので数多くの店舗を必要としません。メーカーが特別にプッシュしなくても、お客様自身が店舗に来ていただけるので、特定の店舗に売上を集中させることができる。その結果、取扱店における店内シェアは開放的流通政策のブランドよりも高くなり、取扱店は差別化できる重要ブランドに位置付けるので、各種の便宜や協力を惜しまない。メーカーにとっては、協力してもらった分だけ経費が削減でき、まさしく相互利益となるのが選択的流通政策です。百貨店チャネルを選択する高級化粧品、コンビニを選択チャネルとしたキリンビールの「グランドキリン」、配置薬チャネルを選択した解熱鎮痛剤「バファリン」などが真の選択的流通政策をとっている。

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